◆ 水も滴るイイ女？

新年早々、艶っぽい話？
いいえ、とんでもない！！

さっき私が遭遇した災難の話。

ギャラリーに向かって颯爽と、
ではなく、大急ぎで歩道を歩いていた私。
突然私の目の前を透明なものがよぎった。
と同時に、頭の上から冷たいものが落ちてきた

あまりに一瞬のことで声も出なかったが、
後ろを振り返りながら周りを眺め、
髪とコートから滴る雫を見て理解した

私が歩いてきた歩道は
盛り土をして造成した土地に建てられた住宅の真下になる。
後ろを振り返った時の透明なものの軌跡と
私の髪やコートから滴る雫から判断するに
庭木に散水するためホースから撒かれた水だろう。

大またで大急ぎで歩いていたのが幸いしたのか
かかった水は大した量ではなかったし、
何より急いでいたので
髪とコートにかかった水を払いながら
更に歩みを速めてその場を後にした。

新年早々、とんだ災難だった。



ギャラリースタッフ　　M